洪水になりやすい、地盤が悪い場所を簡単に見分ける方法 ~ 世界中で通用!
2017/10/19
あなたは今、どんな場所に住んでいるだろうか?
日本のどこをドライブしても、
よくぞこんな山奥にも 家が建っているものだ
と思うほど、日本中、人が住んでいない場所は 山の頂上とか 海中など、自然界で無理なところ以外は、
思いつかないくらいだ。
さて、さまざまな場所で 洪水の被害を受けやすい場所、水が溜まりやすい地域、地盤が悪いところ、というのは、存在する。
実は、簡単にそれを見分ける方法があり、日本に限らず、世界中で通用する「見分け方」があるのを、
あなたはご存知だろうか?
せっかく このページにたどりついた あなたには
もったいぶらずに お話ししましょう。
それは
地下鉄が地上を走っている場所をチェックすること
である。
鉄道は 大量輸送に適しているが、それは、車輪の転がり抵抗の少なさを利用しているからだ。
鉄のレールの上を、鉄のタイヤの車両が移動する・・・・
鉄同士なので 上を滑らかに動かせるからこそ、なのであるが、
それゆえ、弱点は 急勾配、急激な アップダウンなのだ。
自動車は タイヤの接地面の抵抗があるので、急坂を登れるが、
鉄道はそうはいかない。
よって、道路が高低差があっても、鉄路は、なるべく平らになるよう 設計される。
つまり・・・・
標高、海抜高度の低いところは、地下鉄が地上を走ることになるのだ。
水は、高いところから 低いところに流れる。
ゲリラ豪雨など、激しい雨で 水があふれるときは、低いところから、洪水のように流れ込み、水が溜まり
池のようになる。
こういうときに、どういうところが、被害に遭いやすいか?
言うまでもない。
さらには 地上を走っている地下鉄が、古いほど、この見分け方は 精度が上がる。
なぜか?
地下鉄に限らず、鉄道でも道路でも、あとから開通するほうが、どんどん地下深い場所になっていく。
東京駅など、最たる例だ。
地下鉄丸の内線は、開通したのが 古いから、割合、地上に近い地下を走っている。
その後、総武線の直通快速ができて、もっと地下深くになり、京葉線は、さらなる地下深くになった。
あまりにも深いので、大地震やら 地下火災やら、あったら、助かるものも 助からない可能性がある・・・・
なので私は、京葉線の東京駅を できるだけ回避して、割と古くて、地上に近い、地下鉄日比谷線で 八丁堀まで行くようにしている。(待ち合わせで 指定されなければ)
ちなみに、銀座線が 東京のみならず、日本最古の地下鉄だ。
終点の渋谷は、開業当時から、ビルの2階部分にあるが、まさに 宮益坂の下、渋谷の土地は、低いからなのだ。
私自身も、2度も、渋谷の ガード下が、豪雨で池のようになっているのを、見たことがある。
ゲリラ豪雨のときに、このような場所にいたら、早く離れることが、身を守ることになる。
東京メトロ・アーカイブ