会社で出世した人ほど、退職後は厄介者老人となってしまう明確な理由 ~ 復興大臣って、ほんと、ロクなヤツがならないもんだ
2017/08/21
人間は誰しも、必ず年をとる。
いつかは 職場、仕事の第一線から退くか?
人によっては、仕事から退く前に、運悪く(?)あの世行きになるか?
そのどちらかしか、ない。
仕事も、大きく分ければ
自分で経営するか?
他人の経営する会社で働くか?
どちらかしか、ない。
そして、冷酷な現実がある。
自営業で 末永く生き残るのも、かなりの努力とタイミング、センスが必要だが、
会社勤めで出世した人ほど、定年退職後や、定年前の転職において、
いかに使いモノにならないか?
みなさん、ヒシヒシと痛感されます。
彼らは、まさに、仕事を退けば、単なる厄介者になってしまう、という例が
枚挙にいとまがないのです。
まさに
厄介な老人として、老害をふりまく存在に成り下がってしまう
といっても、過言ではないのです。
この理由は、はっきりしています。
日本の企業は、なんだかんだいっても、年功序列の風潮だけは、根強く残っています。
あくまでも正社員の話ですが。
彼ら 出世した人間は、部下をぞんざいに扱う、
上から目線で 怒鳴りつける、
今でこそ、パワーハラスメントなどという言葉も マスコミでいわれるようになりましたが、
そんなものは、今まで 当たり前田のクラッカー状態、というのが、どこぞの企業でも
空気のようにある光景でした。
当たり前すぎて、誰も指摘しない、そういうもんだ、という風潮でした。
こういう会社で 出世した人というのは、
仕事ができないのに 年功序列で給料は多くもらっていました。
なので、部下や他人に対して、えらそうな態度、上から目線という
イヤな性格が、すっかり身についてしまっています。
あなたはそうではない?
いやいや、俺は、社員に感謝されている・・・・・
あなたが、自信を持って、そういいきれるのであれば、問題ないのですが、
そういう方は、ごく少数派、貴重な存在です。
特に、役所、公務員という連中は、
「現場から遠くなる、お客さんと簡単に顔を合せなくなるほと、偉い」
という意識が 出世とともに、加速度的に増大するのです。
「えっ?! いちいち、細かいことなんか、かまってられねえよ。
俺の判断で、組織の未来が変わるんだから、
シモベの人間のいうことなど、テキトーにあしらっておけ!」
口ではいいませんが、本音は、こうなのです。
(オフレコでは、飲んだ勢いで、口を滑らせているかもしれませんが)
これを 数十年続けるのが、上級職公務員とか、出世頭の人間の思考回路です。
大震災の後の 復興大臣が、たびたび 偉そうな態度で、反感を買いますが、
こういう現場、国民から離れるほど、簡単にお目通しできない 昔のお殿様みたいな間隔でいるのですから、
こういう人間になってしまうのです。
まあ、こういう人間が 音頭とりするわけですから、
被災者は、ほんと 浮かばれません。
細かい庶民の感情など、踏みにじっても、進める人が、大臣のイスに座るわけですから、
あの 偉そうな態度は、改まるわけでは ありません。
大臣の座を追われると、退職金が減るから、表向き、謝罪して、その場をしのぐ、
保身をしているだけです。
あなたも含めて、国民のみなさまは、そんな裏の本音を、きちんと見抜かないと、
税金ドロボーばかり、威張り腐る世の中のまま、という悲劇が続いてしまいます。
手始めに、威張っている大臣など、税金泥棒として、サッサとクビを変えるべきでしょう。
思わず、役人、大臣の話が 長くなってしまいましたが、
これの 無名人版が、いわゆる 普通の会社の お偉いさん方です。
会社も 一種の 国、地域の人間集団と同じです。
やはり、上下関係があり、年功序列に近いか?
人件費削減のために、見た目がよくみえる「能力給」にしているだけです。
根本的な 人間関係の本質は、変わっていないのですから。
そんな中で 偉かった人々が、定年退職後、急に、
上から目線、偉そうな態度を 改められるわけがありません。
時代が変わり、制度や仕組みが変わる中で、
過去、彼らが威張っていたころの手法は、どんどん、
使いものにならなくなっていきます。
それでも、いったん偉くなった人たちは、その 「偉い自分」の感覚は、
捨てられないのです。
まさに、贅沢を味わうと、生活レベルを下げることができなくなるのと、同じです。
ほとんどの お偉いさん方が、退職後に、厄介者になる理由は、ここにあるのです。
会社にいかなくなり、家にいるようになると、
うるさいこと、わがまま勝手なこと、この上ない。
この感覚で、奥さん、子どもに接すれば、
「亭主元気で 留守がいい」
か、熟年離婚となってしまうわけです。
まあ、ケンカしながらでも、一緒にいて、年金をつかむ・・・
賢い奥様方は、そうして 人生を上手に泳いでいる、というわけです。