警察は泥棒の始まり ~ 本来、民営化してはいけないもの
民営化の弊害 ~ 本来、民営化してはいけないもの
以前、警察が取り締まっていた、駐車禁止違反。
これも 世の流れにのって、民営化された。
で、どうなったか?
民間企業に 下請けさせることによって、彼らをノルマでしばり、
彼らは、道交法本来の目的でなく、ノルマをクリアー、さらに徴収額アップに
血道をあげるように、仕向けた。
なにせ 民間の請負で、ノルマ=業績、の連中なのだ。
クルマを停めて、運転手が眠っていたら、これ幸い!
決して起こさない。
武道なら
「隙あり! 一本!」
相手の一瞬の隙を突くが如く、だ。
運転手が眠っている間に、コソドロの如く、
コッソリ 証拠写真撮影、反則金徴収票の作成、ハンディ端末でのプリントアウト、
クルマのウィンドーに貼り付け、
と、手早く 摘発手続きをすませ、
駐車禁止違反を取って、さっさと警察にまわす。
1発 15000円!
一丁あがり!
ってわけです。
駐車禁止反則金 奪取に即 行動する。
昔、警察官が取り締まってたころは、まずは 運転手が寝ていれば、起こされ、
クルマを移動するよう、忠告されたのだが
(本来、注意、警告して、交通の邪魔になっている クルマを 移動させるのが、道交法第一条を遵守した手順だ)
民営化されてからは、警察のときよりも 検挙件数、反則金徴収額競争の ノルマ重視だ。
運転手が目をさまし、自主的に さっさとクルマを動かしてしまったら、
反則金を巻き上げることができない。
ノルマ未達で お叱りを受ける立場になってしまう。
だから、交通安全なんか、正直、どうてもいい。
そんな 関係ないことより、いかに騙すか?
泥棒といわれようが、ノルマ達成、金を取る方が、先決なのだ。
ということで
駐禁違反は、
どっちが ドロボーなんだろうか?
監視員が見回っている光景を見るたび、そう思ってしまう。
運転手にしてみれば、こんなのに つかまってしまえば、
安い日当など、一瞬にして 吹っ飛ぶことになってしまう。
まあ、こういうとき、駐車場のある ファミレスか、コンビニに入るから、
そちらの商売には、協力していることになるのか?!
駐禁取締りだけでなく、従来、公務員の仕事だったのが、第三セクターに移行して、
ほぼ評判が悪くなるのは、何ら 不思議なことではない。
もともとの目的は
官の責任感、遂行力と、経営手腕、経費節減等の 民間活力を生かす
ということだが、現実は
官のタライ回し(無責任、責任なすりつけ)と、民間の儲け第一のエゲツなさ
に すりかわってしまうから、である。
国民も この本質に気づかないから、姑息な権力者は、やりたい放題、
というのが現実だ。