機密情報といっても 9割以上は 誰でもアクセスできる
2017/10/22
インターネットが普及して、大きく変わったのは、
個人が直接、世の中に発信できるようになったこと
である。
もちろん私も、その中の1人であるが。
昔は(インターネットが普及する以前は)
自分が何か、意見や情報を発信しようと思ったら、
新聞に投稿するとか、出版社に記事を持ち込むなど、
どこかの媒体に、まずは 直接、あたる必要があった。
当然、採用されなければ、あなたが発信したい内容は、うもれたままになってしまう。
で、採用されること自体が、宝くじの高額当選なみの 確率の低さだ。
ところが、今は SNS(ソーシャルネットワーク)や ブログが、無料で使える。
以前の、掲示板に投稿する方法も 有効だ。
そして、ウェブサイトを持てば、発信できる。
このように、個人が直接、発信できるようになったのは、まさに 情報革命、
時代の激変なのである。
これと同時に、考えるべきこと、常々、頭においておくべきことがある。
誰でも発信できるようになったので、
情報の真偽、信頼性は、わからなくなったのだ。
極論、ウソも プロパガンダも 何でもあり
というのが 事実だ。
そして、当然、一番多いのは・・・・
お金儲けしたい
という目的で ウェブサイト、情報発信をしている人々だ。
ウェブサイトを作る、上位表示させるのは、
利益を上げる
という目的なしでは、できない。
そうでなければ、趣味の発信、記録である。
検索は キーワードで結果が違うので、
中には 趣味のブログが 検索 1位、2位になっている・・・
なんてこともある。
しかし、大多数は、何かしら、お金がチャリンチャリンと入ることを前提に、
運営しているものだ。
だから、何かを紹介している記事は、
紹介するもので、利益がある、
と考えて 間違いない。
特に、強く、何度も勧めるものや、ランキングサイトで 上位に来ているものは
報酬が大きい、実入りがいい
と考えていい。
なので、オススメのもの、ランキング上位のものが、
必ずしも、あなたにとって、いいものとは限らない。
運営者にとって、儲けの多いものであって、
あなたが本当に必要なもの、
あなたにとって、最良のもの、
とは限らない、
ということは、ゆめゆめ、忘れてはならないのだ。
あなたにとって 本当に 価値あるものは、もしかしたら、
広告にも乗らず、ひっそりと 検索2ページめ、3ページめあたりに
あるのかもしれない・・・・・
こんな状況であり、また 星の数ほど ウェブサイトが存在するから、
中には、機密情報レベルの情報も、普通に存在している。
むしろ、SEO(検索エンジン対策)をしない限り、そうそう簡単に 検索にひっかからない,
つまり、見つけられる心配もない、ということだ。
だから、かえって機密情報も、安心して保管できる。
何より、機密情報の保管で安心なのは・・・・・
あまりにも 当たり前に存在しているから、
そもそも、重要情報、機密情報だとは、認識されないことが ほとんどだ。
極端な話、SEO業者ですら、いろいろな手をつくして やっと上位表示される、
というのが本当のところ。
むしろ、普通に存在していれば、目立たないか? 埋もれている状態のまま、というサイトが多い。
最大の隠し方は、最初から 隠さないこと。
さりげなく、自然に、まさに空気の如く その場においておくこと。
である。
昔、こんなことがあったそうだ。
軍の配置図、戦力図など、一部 司令部だけの機密書類を、長官がそのまま、
新聞や 広告チラシと一緒に、自宅の 居間のテーブルの上に置いておいたら、
泥棒は まったく手をつけなかった・・・・
この泥棒、敵のスパイだったそうだが、金庫やキャビネットは 開けた形跡があったのに、
テーブルの上は、素通りしていたようだ。
インターネットの世界では、検索されなければ、
あるいは、されたとしても、上位の方になければ、
相当、気合を入れて検索をかける人でない限り、まず見つけられない。
機密情報も、自然に存在している。
そして、機密情報といえども、何もしなければ、そのまま情報洪水に埋もれてしまう。
なので、機密情報を インターネットに公開しておいたところで
アクセスできる ごく少数の人しか、見つけられないのである。
あるいは、 そもそも 見つけても 機密情報と認識しない可能性も高い。
ネコに小判
ブタに真珠
まさか、機密情報だ、なんて 到底思えないから、素通りする人は してしまう。